本ページはプロモーションが含まれています

Twitterまとめ 海外

深夜のワイルドライフでキューバを特集してた

深夜にやってたワイルドライフで、キューバを特集していました。

カリブ海の真珠と呼ばれるキューバの大自然

カリブ海の島国であるキューバ。

大規模な開発が入らなかったこの島には豊かな自然が残されていて、不思議な生き物の王国となっています。

キューバロックイグアナ

300万年前からこの島に生息するキューバロックイグアナは、最大1.5mにもなる体長ながら、主に植物を食べて暮らします。

1日の大半を日光浴しながらのんびりと過ごすキューバロックイグアナですが、繁殖期にはメスを巡ってオスたちが激しい戦いを繰り広げます。

デマレフチア

また、海岸には固有種のデマレフチアも生息します。

デマレフチアはネズミの仲間で、最大で体重70kgにもなるキューバ最大の哺乳類です。

キューバへ辿り着いた個体の子孫

デマレフチアやイグアナは、太古の昔に流木に乗ってキューバへ辿り着いた個体の子孫と考えられています。

マメハチドリ

島の西部に広がる森では体長5cmの世界最小の鳥、マメハチドリが飛び交います。

マメハチドリは、オスとメスで外見が異なり、オスはメスに求愛するため鮮やかな羽を持っています。

マメハチドリは、蜘蛛の糸や植物の繊維を利用して巣を作り上げ、ここでマメハチドリは卵を温めます。

野鳥たちにとっての楽園

キューバは、野鳥たちにとって楽園のような場所で、キューバの国鳥であるキューバキヌバネドリなど約30種の固有種を含めた370種の野鳥を見ることができます。

女王の庭

キューバ本島から80km離れた

「女王の庭」

と呼ばれる地域には、豊かなサンゴの海が広がります。

アメリカワニ

海中では、250種のサンゴと多くの生き物が息づいていて、アメリカワニもその一つです。

全長4mにもなる巨大な身体と長い寿命で、キューバの食物連鎖の頂点に君臨しています。

アオウミガメ

夜になると、浜にはアオウミガメが産卵に訪れます。

体重300kgのアオウミガメは、産卵に適した場所を見つけると、大きな穴を掘った後に60cmほどの深さに卵を産み落とします。

1回の産卵で80から200個の卵を生んだ後、アオウミガメは砂をかけてから海へと戻っていきます。

生まれてくる子どもの姿を母親が見ることはありません。

身体を小さくすると言う生存戦略をとる生物

マメハチドリが卵を産んでから3週間後、孵化したばかりのヒナが姿を見せました。

マメハチドリのヒナは成長が早く、4日間で2倍の大きさになります。

子育てはメスが一羽で行い、餌を運ぶためにメスは何度も巣と餌場を行き来します。

極端にサイズの小さなマメハチドリですが、これにはキューバヒメエメラルドハチドリとの競争に敗れた他の個体が、花の蜜などを餌にすることで生き延びる戦略を取ったことが理由だと見られています。

餌の限られた島では、身体を小さくすることも立派な生存戦略の一つで、大きさ20cmのキューバスズメフクロウや北半球で最も小さなカエルであるモンテイベリアドワーフガエルも身体を小さくすることで生き延びてきました。

体長1cmしかないモンテイベリアドワーフガエルは、皮膚から毒を出すことで捕食されないように身を守っています。

こうした小さな生き物の中でも、鮮やかな色の殻を持つコダママイマイは

「世界一美しいカタツムリ」

としてことに有名です。

また、コダママイマイの殻はヤドカリ達にとっても重要な住処となります。

キューバの豊かな生態系

キューバでは植物の半分、脊椎動物の3分の1が固有種です。

キューバは元々海底が隆起してできた島で、1600万年前に孤島となったために隔絶された環境下で多くの生き物が独自に進化した結果です。

さらに、カストロ政権時代に自然保護が重視され、西側諸国との国交が絶たれたことで大規模な開発が入らなかったことで豊かな生態系が守られました。

キューバの大地を形成する石灰岩は長い時間と共に侵食され、国土には多くの洞窟も残ります。

ジャマイカシタナガコウモリ

ここではジャマイカシタナガコウモリが生息していて、夜になると洞窟から出ては花の蜜を吸いに訪れます。

花の蜜を吸いながら花粉を運ぶジャマイカシタナガコウモリは、森の維持にも一役買っています。

コウモリの天敵キューバボア

キューバには26種のコウモリが生息していますが、彼らの天敵となるのが体長4mを超える巨大なヘビ、キューバボアです。

真っ暗な洞窟内では、コウモリもボアもお互いの姿を見ることはできませんが、コウモリの赤外線を感知するボアと超音波を利用して周囲の様子を探るコウモリは、それぞれの器官を利用し、過酷な生存競争を繰り広げています。

キューバの雨季

雨季に入ったキューバでは、雨と湿気をきっかけに一大イベントが始まります。

オカガニ

普段は森の中で暮らしているオカガニの仲間たちが何百万匹と集まり、産卵場所となる海へと移動します。

しかし、車が行き交う道路を渡るのはカニたちにとって過酷な旅路で、少なくないカニたちが踏み潰されて生命を落とします。

こうした苦難の末に海へと辿り着いたカニたちは、ようやく卵を産み落とします。

普段は陸で暮らしているオカガニたちも、赤ちゃんの頃には、成長のために海水が必要となるため、メス達は命懸けで海へと向かいます。

マングローブ

6000km近くに及ぶキューバの海岸線に生えるマングローブは、数多くの生き物の楽園となっています。

小魚たちに加え、デマレフチアもマングローブを訪れますが、時にはキューバワニに襲われてしまうこともあります。

キューバワニ

キューバワニは、人間による狩りとアメリカワニの侵入により徐々に数を減らしていますが、性格は凶暴そのものです。

繁殖期には、メスを巡ってあちこちで諍いが起こることも珍しくありません。

こうしてつがいとなったキューバワニのメスは卵を産み、それから2ヶ月後には赤ちゃんが生まれます。

しかし、無事に大人になれるのはわずか1%だけです。

子ガメ

アオウミガメが産卵した浜辺では、子ガメたちが海を目指していました。

海まではわずか50mほどですが、多くの天敵に狙われてしまいます。

無事に大人になれる子ガメは、ごく僅かな数だけです。

無事に海へと辿り着いた子ガメ達は、1000kmに及ぶ壮大な旅路を辿り、20年後にキューバの浜辺へと戻ってきます。

カリブ海の真珠、キューバでは今日も不思議な生き物たちが息づいています。

Twitterでのワイルドライフで特集したキューバへの反応

-Twitterまとめ, 海外
-, ,

© 2024 アラ還おやじのコーヒータイム!これっていいんじゃない?