
皆さん、こんにちは。
アラ還おやじです。
今日もブログに来てくれてありがとうです。
今回は、我々世代なら誰もが
「ああ、そうだった!」
と膝を打つ、あの
「昭和の銭湯」
の記憶について語ってみようと思います。
「カラン、コロン……」
夕暮れ時の路地裏に響く、下駄(げた)の乾いた音。
石鹸のいい香りと、お風呂上がりでポカポカになった体。
皆さんの記憶のどこかに、こんな風景は残っていませんか?
今日は、私たちの心を温め続けてくれた
「昭和の銭湯」
の思い出を、ご一緒に旅してみましょう。
目次
まるで神社?お風呂屋さんが豪華だった理由
銭湯といえば、見上げるような立派な屋根を思い出しますよね。
神社やお寺のようなこの作りは
「宮造り(みやづくり)」
と呼ばれています。
「どうしてお風呂屋さんがこんなに豪華なの?」
と不思議に思ったことはありませんか?
実はこれ、
「お風呂に入る時くらい、お殿様やお姫様のような気分を味わってほしい」
という、銭湯のご主人の粋(いき)なはからいだったんです。
庶民にとって、一日の疲れを癒やす銭湯は、まさに
「夢のお城」
だったんですね。
指先が覚えている「木の鍵」と「カゴ」の感触
入り口で靴を脱ぎ、
「カチャリ」
と木札の鍵を抜く。
あの独特の感触、覚えていますか?
脱衣所に入ると、そこにはプラスチックではない、自然の素材があふれていました。
竹や籐(とう)で編まれた
「脱衣かご」
少しチクチクするけれど、どこか温かい。
今の便利な世の中にはない、本物の手触りがありました。
壁一面の富士山と、あの「黄色い桶」

浴室の扉を開けると、目の前に広がるのは大きな
「富士山」
湯船に浸かりながら眺める富士山は、最高に贅沢でしたよね。
そして忘れてはいけないのが、あの黄色い洗面器。
そう、
「ケロリン桶」
です。
床に置いた時の
「コン!」
という高い音。
実はこれ、元々は頭痛薬の広告だったんですが、大人が乗っても壊れないほど頑丈に作られていたんです。
子供たちが少しくらい暴れても大丈夫なように、という優しさだったんですね。
お風呂上がりの王様!「瓶のコーヒー牛乳」

さあ、しっかり温まった後は、いよいよ
「あの時間」
です。
脱衣所にある、ガラス扉の冷蔵庫。
その中でキンキンに冷えている瓶(びん)たち……。
- 真っ白な牛乳
- 甘いフルーツ牛乳
- そして、大本命の「コーヒー牛乳」!
腰に手を当てて、グイッと一気に飲み干す。
なぜ、あんなに美味しかったのでしょうか。
昭和30年代、家にはまだ冷蔵庫が珍しかった時代。
銭湯で飲む冷たい飲み物は、子供にとっても大人にとっても、最高のご褒美だったのです。
紙の蓋を針で
「ポン!」
と開けるあの瞬間、ワクワクしましたよね。
銭湯は「社会のルール」を学ぶ場所だった
広い湯船で手足を伸ばしていると、知らないおじさんに
「坊主、お湯は熱くないか?」
なんて声をかけられたものです。
体を洗ってから入ること、騒がないこと。
銭湯は、学校では教わらない
「マナー」
を学ぶ大切な場所でもありました。
帰り道、濡れた髪を夜風に吹かれながら
「ああ、さっぱりした」
と独り言。
空を見上げると、高い煙突から白い煙が夜空に溶けていく……。
そんな風景が、私たちの明日への活力になっていた気がします。
まとめ
時代は変わり、今では家にお風呂があるのが当たり前になりました。
あの宮造りの銭湯も、少しずつ姿を消しています。
けれど、あのお風呂上がりの心地よさと、瓶の底に残った甘いコーヒー牛乳の味は、私たちの心の中でずっと色あせることはありません。
皆さんの銭湯の思い出はどんなものですか?
「番台のおばあちゃんが怖かった(笑)」
「帰り道に月を見た」
あなたの懐かしい思い出があるのではないでしょうか。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
アラ還おやじでした!