
定年後に待ち受ける
「税金のモンスター」
の正体
定年退職して
「明日から自由だ!」
と喜んでいるのも束の間、役所から届く通知を見て、多くの人が腰を抜かします。
それが、住民税と社会保険料です。
会社員の頃は給料から天引きされていたので意識しませんが、これらは
「去年の高い年収」
をもとに計算されます。
私の先輩は、60歳で辞めた翌年に
「数十万円払ってください」
という通知が来て、メジャーリーグ観戦の夢が吹き飛んだと言っていました。
【ここがポイント!】
辞めた翌年は
「収入がないのに、現役時代の高い税金を払う」
という、一番苦しい時期になるんです。
「健康保険」の3つの道、どれが一番おトク?
退職後の健康保険は、大きく分けて3つの選び方があります。
- 任意継続:今の会社の保険に2年間入り続ける(家族を扶養に入れられる)。
- 国民健康保険:お住まいの市区町村の保険に入る(2年目から安くなることが多い)。
- 再雇用で働く:会社の社会保険にそのまま入る。
実は、
「1年目は任意継続、2年目は国民健康保険」
というリレー方式ができるようになったのを知っていますか?
以前は2年間辞められなかったのですが、今は1年で切り替えが可能なんです。
これで保険料を大きく節約できるケースがあります。

知らなきゃ損!魔法の言葉「同日得喪(どうじつとくそう)」
「再雇用で給料が4割減るのに、高い保険料を払うのは嫌だ!」
という方に朗報です。
「同日得喪」
という制度を使えば、定年退職した翌日に再雇用されることで、その月から
「下がった給料に見合った安い保険料」
に即座に切り替えられるんです。
普通は給料が下がっても3ヶ月間は高い保険料のままなのですが、この
「必殺技」
を使えば、手元に残るお金を増やすことができます。
会社の人事担当者に
「同日得喪、使えますか?」
と聞いてみてください。
2年間の「再雇用」は、心の「慣らし運転」
アラ還おやじがおすすめしたいのは、
「62歳まで2年間だけ再雇用で働く」
というプランです。
- お金のメリット:2年間働けば、その間の住民税を給料から払えます。さらに「高年齢雇用継続給付金」という、国からお金がもらえる制度も使えるかもしれません。
- 心のメリット:いきなり「毎日が日曜日」になると、生活リズムが崩れて老け込んでしまう人も多いです。2年かけて、少しずつ「会社のない生活」に慣れていく。これは、家族にとっても大切な準備期間になります。
昨日までの部下が上司になる。
屈辱かもしれません。
でも、
「これは将来の自由を手に入れるための、最高のボーナスタイムなんだ」
と考え方を変えてみませんか?

まとめ!自分だけの「ゴール」を決めよう
60歳でスパッと辞めるのも、65歳まで現役でバリバリ働くのも、正解はありません。
でも、
「62歳まで再雇用で働き、そこから年金を少し早めにもらう(繰上げ受給)」
という選択肢は、お金と心のバランスが取れた
「いいとこ取り」
のプランだと思いませんか?
大切なのは、制度を知った上で
「自分で決めること」
です。
そうすれば、どんな道を選んでも後悔はありません。