2025年3月24日から始まるマイナ免許証。
手数料やオンライン講習の詳細を解説します。
目次
マイナ免許証の概要
来年2025年3月24日から、マイナンバーカードと運転免許証が一体化した「マイナ免許証」がスタートします。
この新しい免許証は、マイナンバーカードのICチップに運転免許の情報が記録されるため、より便利で効率的な利用が期待されています。
具体的には、顔写真、免許の種類、有効期限などの情報が一つのカードに集約されることになります。
手数料の変更とその影響
新しいマイナ免許証の導入に伴い、警察庁は免許取得や更新時の手数料を見直しました。
以下は、現行の手数料と新しい手数料の比較です。
現行の手数料
免許取
2050円
免許更新
2500円
来年3月24日以降の手数料
免許取得
現行の免許証
2350円
マイナ免許証
1550円
現行＋マイナ
2450円
免許更新
現行の免許証
2850円
マイナ免許証
2100円
現行＋マイナ
2950円
このように、マイナ免許証を選ぶことで手数料が大幅に安くなることが分かります。
特に、免許取得時の手数料は1550円と非常にお得です。
この変更は、最近の物価高の影響も考慮されています。
オンライン講習の導入
さらに、マイナ免許証を持っている方には、免許更新時にオンライン講習を受けることが可能になります。
このオンライン講習は、従来の対面講習よりも手数料が安く、優良・一般運転手ともに200円となります。
これにより、多くの人々が時間を節約しつつ、コストを削減できるでしょう。
オンライン講習を受ける際には、受講者本人が端末の前にいるかどうかを確認するためのシステムが導入される予定です。
これにより、講習の信頼性が向上することが期待されます。
免許取消や停止処分の新制度
現在、免許取消や停止処分の対象者については、所在が分からない場合に警察官が対象者を見つけた際に免許証を預かる制度がありますが、2025年3月24日以降はこの制度が廃止され、「出頭命令書」を出す制度に変更されます。
この変更により、より迅速で効率的な処理が可能になると考えられます。
マイナ免許証の申請方法
マイナ免許証を取得するためには、申請者本人がマイナンバーカードと運転免許証の両方を持参する必要があります。
申請時に、顔写真の一致を確認することで、ミスを防ぐ仕組みが取られています。
この点は、過去に健康保険証との紐づけで発生したミスを教訓にしたものです。
まとめ
2025年3月24日から始まるマイナ免許証は、手数料の削減やオンライン講習の導入など、多くの利点を持っています。
これにより、運転免許の取得や更新がより簡単で便利になることが期待されます。
新しい制度に対する意見募集も始まっており、今後の動向に注目です。