豊島園が段階的に閉園の検討に入ったというニュースにびっくりです。
大手のテーマパークなどが幅を利かせている昨今において、老舗遊園地として頑張っていた豊島園の閉園には、多くの人が驚きとショックを隠せないようですね。
遊園地として90年もの長い営業歴を誇る豊島園。
2023年には、跡地は都が買収した後に、都の公園や跡地の一部分に「ハリーポッター」のテーマパークがやってくるということです。
子どもの頃にお父さん、お母さんに連れて行ってもらった記憶を持つ根強いファンからは、
「せめてヒーローショーだけでも残してもらえればいいのに」
という、惜しむ声が出ています。
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豊島園敷地をワーナーが西部グループから借用
跡地に「ハリーポッター」のテーマパークという部分から、豊島園敷地を借りるのはワーナーだということは一目瞭然ですね。
と言っても、今はまだ、交渉の段階でどのように整備されるかは計画中のようです。
一気に全てを閉園するということではなく、各施設、設備などを段階的に閉めて行くということです。
ワーナーとの交渉は春くらいには合意するみたいですが、東京郊外の遊園地として愛されてきたという90年の歴史が終わるわけで、何とも寂しい気持ちになってしまうのは、アラ還おやじだけでしようか?
豊島園の歴史
今現在、豊島園のあるところは練馬城の跡地だったようです。
大正15年に、開園され、第二次世界大戦中は、一時閉園されたものの、戦後まもなく営業を再開して現在までたくさんの人に愛されてきました。
豊島園と言えば、「流れるプール」ですね。
この豊島園の「流れるプール」は昭和40年代につくられ、当時世界初として話題になったそうです。
豊島園の完全閉園はいつ頃なのでしょうか?
段階的に閉園を進めていく予定の豊島園。
完全な閉園はいつ頃になるのでしょうか?
2023年には、「ハリーポッター」のテーマパークをオープンさせたいワーナー。
となれば、工期から完成までおよそ、USJなどのテーマパークが2年から2年半の期間を要したということを頭に入れて逆算すれば、遅くとも2021年春くらいには、完全閉鎖されているのではないでしょうか?
あくまで、アラ還おやじの予測でしかありませんが。
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以前からあった豊島園敷地買収の動き
実は、東京都による豊島園の敷地買収の動きと言うのは以前からあったことなんです。
2011年に一部のマスコミが、豊島園の敷地を東京都が、公園として整備するために買収するという報道をしました。
ただ、この時は時期少々だったのか、それともガセネタだったのか、西武ホールディングスから豊島園の売却予定は無く、営業も今まで通りであるというコメントが発表されました。
その後、東京都の都市計画公園・緑地の整備方針が改定されて、豊島園の敷地は「練馬城址公園」ということで優先整備地区に新規設定されました。
2012年には、「練馬城址公園」の整備にかかる考え方というものが発表され、その中で豊島園の既存の遊具施設を一部残しながら、アニメ・漫画関連施設や防災拠点としての機能を併設した施設を新設するという基本方針が示されています。
このように、豊島園の敷地を東京都が買収するという動きは以前からあったわけです。
今まで、その買収がされずに来ていたわけですが、本日、急激に買収による閉園を正式発表した豊島園。
やはり、現在の日本の経済状況が大きく関係しているのでしょうか?
アラ還おやじの勝手な思いではありますが、もうしばらく頑張って営業を続けて欲しかったと思います。
こじゃれたテーマパークが多い中、ノスタルジックなショーも開催される昭和の息吹を感じさせる遊園地、豊島園。
そんな思いを持つファンは、たくさんいらっしゃるはずです。