いやぁ、こんなことってあるんですね!
遠く、山口県での出来事なんですが、路上にお地蔵様が落ちていたそうです。
前代未聞の落とし物が警察に届いたと、かなり話題になっているようです。
本来、お地蔵様が、道路に落ちているなんてことがあるはずがないんですから、発見した人もびっくりだったんじゃないでしょうか。
(゚Д゚;) オイオイ お地蔵様が路上に ?
落とし物の「お地蔵さま」 警察に届けられる
2020/11/05
山口県の警察署に前代未聞のあるものが「落とし物」として届けられていることが分かりました 9月末、山口県下松市でお地蔵さまが路上に落ちているのが見つかり、拾得物として警察に届けられました pic.twitter.com/JVDNmLLWqY— 🇯🇵よろず屋 (@yorozya_1) November 5, 2020
お地蔵様ってどんな仏様?
しかし、何故、お地蔵さまは道路に落ちていたんでしょうか?
本来、お寺やお墓の入口など祀られているはずのお地蔵様。
と言うのも、お地蔵様は、人々の苦難を身代わりとなり受け救い、子どもの守護尊と言われていて、死後の私たちを救ってくださると言われているからなんですね。
そして、お地蔵様は、よく赤いよだれかけや頭巾を付けているのを見かけます。
お地蔵様は、子どもを守る神様として信仰される事も多いんです。
そのため、自分の子どもが元気に育つようにと、よだれかけや丸い頭にかぶせる頭巾を奉納するそうです。
じゃあ、なぜ赤いものを付けているのか?
それは、赤という色は、清く正しい正直な色と信じられていて、魔よけの意味もあります。
だから、赤ちゃんやお地蔵様に、赤いものを着せるそうなんです。
長寿のお祝いの一つである還暦に赤いものを身につけるのは、干支が一巡りして赤子に還るという意味だそうで、お地蔵様や赤ちゃんが赤いものを身につけるのと同じ意味で贈られているそうです。
いったい誰がお地蔵様を落とした?
その肝心のお地蔵様の落とし主は、いまだ見つかっていないそうです。
お地蔵様の大きさは、高さ約35cm、重さ15・5㎏。
重さから言っても、大人でも簡単に、抱えられない大きさです。
お地蔵様に、刻印などもないため、作られた時期や場所もわからないということです。
そのお地蔵様が、道路上に落ちていたのを目撃した人は、
「ここ(落ちていた現場)の上に、昔の墓場があったんですよ。そこのお地蔵さまが何かの拍子で落ちたのかなと思っていた」
と語っているそうです。
下松警察署では、情報提供を呼び掛けているようですが、残念ながら、まだ有力な情報がないということです。
お地蔵様が、無事に祀られていた場所に戻れることを願うのは、アラ還おやじだけではないはずです。