
やあやあ、みなさんこんにちは。
アラ還おやじです。
毎日寒い日が続きますね。
体調など崩されていませんか?
さて、今日は
「立春(りっしゅん)」
です。
テレビのニュースなんかで
「暦(こよみ)の上では春ですが…」
なんてフレーズを耳にすること、ありますよね。
正直なところ、
「いやいや、一番寒い時期なのに何が春だよ!」
ってツッコミを入れたくなるのは私だけじゃないはずです(笑)。
でもですね、歴史を紐解いてみると、面白いことが分かるんです。
なんと、江戸時代の人々にとって、立春は
「新しい1年が始まる節目」
つまり
「もう一つのお正月」
のような特別な日だったんですよ。
今日は、現代とはちょっと違う、江戸時代の
「立春」
の過ごし方について、分かりやすくお話ししていきましょう。
これを読めば、今年の立春がいつもより少し味わい深く感じられるかもしれませんよ。
目次
節分の翌日は「新しい年のスタート」
みなさんは
「節分(せつぶん)」
に豆まきをしますよね。
「鬼は外、福は内」
ってね。
あれは、ただのイベントではないんです。
江戸時代の暦では、節分は
「大晦日(おおみそか)」
にあたる日でした。
豆まきで1年の厄(やく)を払って、悪いものを追い出していたんですね。
そして、その翌日の
「立春」
こそが、新しい年の始まり、
「元日(がんじつ)」
のような日だったのです。
江戸の書物にも
「春立つ日をもって年改まる」
なんて記されています。
つまり、江戸っ子たちは、現代の私たちが1月1日に
「今年も頑張ろう!」
と思うように、2月上旬の立春に静かに新年の訪れを感じていたわけです。
1月のお正月ほど派手なお祝いはしませんが、気持ちを切り替える大切な節目だったんですね。
江戸っ子は「寒さの中にある春」を楽しんだ
それにしても、2月はまだ真冬です。
江戸時代だって寒かったはず。
実際、江戸の人々も
「暦では春だけど、風が骨身にしみる寒さだなぁ」
なんてぼやいていた記録が残っています(笑)。
人間、考えることは同じですね。
でも、ここからが江戸っ子の
「粋(いき)」
なところです。
彼らは
「寒い寒い」
と文句を言うだけじゃありませんでした。
寒さの中にある、ほんのわずかな春の気配を見つけて楽しんでいたんです。
- 固かった梅のつぼみが、ほんの少し膨らんできた。
- 日差しが少しだけ柔らかくなってきた。
- 風の匂いがちょっと変わった気がする。
そんな、よーく観察しないと気づかないような小さな変化に、
「おっ、春が来たな」
と喜びを感じていたんですね。
現代の私たちは、カレンダーの日付や時間に追われがちです。
でも、昔の人は自然の移ろいに敏感にアンテナを張って生きていた。
その感性の豊かさ、見習いたいものです。

商売人もお侍さんも!身分で違う立春の過ごし方
江戸時代は身分によって、立春の過ごし方も少し違っていました。
商人(あきんど)の場合
お店をやっている家では、立春は
「運気を整える日」
でした。
神棚を掃除したり、看板を磨いたり。
「今年も商売がうまくいきますように」
と、お店を清めて新しいスタートを切ったんですね。
武士(おさむらいさん)の場合
武士の社会では、立春はとても縁起の良い日とされていました。
「立春に刀を磨くと、その1年の迷いや乱れを断ち切れる」
という言い伝えがあったそうです。
心身を引き締めるための、大切な儀式の日だったんですね。
庶民の場合
一般的な家庭では、春らしい食事を楽しんでいました。
といっても豪華なものではありません。
炊きたての白いご飯、梅干し、菜の花のおひたし、お豆腐のお味噌汁といった、質素だけれど春の香りを感じる食卓です。
「初春の祝い膳」
なんて呼んで、季節の移ろいを味わっていたんですよ。
いいですねぇ、こういう丁寧な暮らし。
今すぐ真似できる!最強の縁起物「立春大吉」
さて、最後に江戸時代から伝わる、とっておきの厄除け(やくよけ)を紹介しましょう。
それが
「立春大吉(りっしゅんだいきち)」
のお札です。
お寺などで配られるこのお札を、家の門や玄関に貼ると、1年間悪いことが起きないと言われています。
なぜだか分かりますか?
「立春大吉」
という漢字をよーく見てください。
縦書きにすると…?

そう、すべての漢字が左右対称になっているんです!
これには面白い逸話があります。
玄関から鬼が入ってきても、ふと振り返ってこのお札を見ると、裏から見ても同じ
「立春大吉」
と読める。
鬼は
「あれ?俺はまだ家に入っていなかったのかな?」
と勘違いして、そのままUターンして帰ってしまう…。
そんなユーモラスな理由で、最強の厄除けとされているんですよ。
昔の人の発想って面白いですよね。

まとめ
いかがでしたでしょうか。
江戸時代の人々にとって、立春は単なる季節の変わり目ではなく、
「新しい気持ちで1年をスタートさせる大切な日」
だったんですね。
- 節分が大晦日、立春は「第2の元日」だった。
- 寒さの中にある小さな「春の気配」を楽しむのが江戸の粋。
- 「立春大吉」のお札は、左右対称の文字で鬼を追い返す最強の縁起物。
現代の私たちも、今年の立春はちょっと立ち止まって、冷たい空気の中にある春の匂いや、日差しの暖かさを探してみてはいかがでしょうか。
忙しい毎日の中で、そんな
「小さな季節の変化」
に気づく心の余裕を持つことこそが、人生を豊かにしてくれるのかもしれませんね。
私も立春は、熱いお茶でも飲みながら、庭の木の芽でも観察してみようかと思います。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
アラ還おやじでした!