皆さん、こんにちは。アラ還おやじです！
いよいよ12月。
街にクリスマスソングが流れ出すと、なんだかソワソワしますよね。
でも、私くらいの年齢になると、楽しみな反面、過去の
「苦い思い出」
がフラッシュバックするんです……。
かつては
「一家の大黒柱」
として、完璧なクリスマスを演出しようと必死だったあの頃。
空回りして、空回りして、結局
「とほほ」
な結果になった経験、皆さんにもありませんか？
今日は、私の人生のアルバムに刻まれた
「クリスマスの大失敗」
を大放出しちゃいます。
これを読んで、
「おやじ、あんたもか！」
と笑っていただければ幸いです。
目次
「手作り」の罠。丸鶏と格闘した男の末路
あれは私が30代の頃。
「パパの料理で家族を喜ばせたい！」
と一念発起し、スーパーで丸鶏（中抜き）を買ってきたんです。
- 理想： オーブンから出てくる黄金色のローストチキン。家族の歓声。
- 現実： 表面は炭のように真っ黒、包丁を入れると中は真っ赤な生。
慌ててレンジで再加熱したら、今度は肉がゴムのように固くなってしまいました。
結局、子供たちは
「パパ、あごが痛いよ」
と涙目。
妻は無言でキッチンへ行き、冷凍の唐揚げを揚げ始めました。
- 教訓：慣れないことは、イベント当日にやるべからず。
プレゼント確保の「情報戦」に敗北
今のようにネットでポチッと買える時代じゃありませんでしたよね。
ある年、大流行していたゲーム機を頼まれたのですが、どこも売り切れ。
24日の夕方、仕事を早退して街中のおもちゃ屋をハシゴしました。
「あそこならあるかも！」
という噂を聞けば、隣町まで車を走らせ……。
ようやく見つけたのは、希望のものとは微妙に違う「類似品」。
翌朝、包みを開けた息子の
「……これじゃない」
という表情。
あれは、12月の北風よりも寒かったです。
- 教訓：子供のこだわりを侮るな。そして準備は11月から。
史上最速でバレた「サンタの正体」
サンタクロースの夢を壊さないよう、細心の注意を払っていたつもりでした。
夜中、そっと子供の枕元にプレゼントを置こうとしたその時です。
足元に転がっていた木のおもちゃを思い切り踏んでしまいました。
「ぎゃっ！」
という悲鳴と共に、私は転倒。
その拍子に被っていたサンタ帽が脱げ、飛び起きた子供とバッチリ目が合いました。
息子が一言。
「パパ、なんで赤い服着て寝てるの？」
私のサンタ人生は、その瞬間に幕を閉じました。
- 教訓：深夜のミッションは、部屋の片付けをしてから。
奮発したディナーでの「会計パニック」
たまには妻と二人でオシャレをしようと、雑誌に載っていたフランス料理店を予約しました。
背伸びして選んだお店ですから、メニューを見てもカタカナばかりでさっぱり分からない。
見栄を張って
「シェフのおすすめコースと、それに合うワインを」
なんて注文したのが運の尽き。
出てきたワインが、後で調べたらとんでもないヴィンテージものだったんです。
お会計の際、カードを切る手が震えました。
帰り道、妻に
「牛丼食べて帰る？」
と聞かれた時の情けなさといったら……。
- 教訓：見栄を張るなら、予算の上限を先に伝えよ。
令和のクリスマスは「静寂」との戦い
子供が独立し、夫婦二人きりのクリスマス。
「今年は静かに過ごそう」
と決めたものの、あまりに普通すぎて、当日であることを忘れてしまったんです。
仕事帰りにスーパーで買った
「半額のアジの開き」
を焼いて食卓に出したら、妻がサンタの帽子を被って座っていました。
「今日、クリスマスだよ？」
「あ……」
あのアジの開きの味、一生忘れません。
まとめ
振り返ってみれば、失敗ばかりのクリスマスでした。
当時は
「やってしまった！」
と頭を抱え、妻に謝り、子供の顔色を伺ってばかり。
でも、今になって夫婦で酒を飲みながら盛り上がるのは、完璧だった年よりも、圧倒的に
「失敗した年」
の話なんです。
- ローストチキンが焦げたこと。
- プレゼントが偽物だったこと。
- サンタの正体がバレたこと。
それらすべてが、今では我が家の
「宝物」
のような笑い話です。
皆さんも、もし今年のクリスマスに何か
「とほほ」
なことが起きても、どうか落ち込まないでください。
それは数年後、最高の
「つまみ」
になるはずですから。
メリークリスマス！
皆さんの失敗が、温かい笑いに変わりますように。