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今日は、それがどうしたというようなためになるのかならないのか、そんな雑学を紹介していきます。
実は、卵は新鮮なほどおいしいというわけではないって言う話です。
卵と言えば、生で良し、茹でて良し、蒸して良し、焼いて良しと変幻自在で、メインにも、おかずにもスイーツにもなる食材です。
周りを見ても、卵料理ほどレパートリーの多い食材はないはずです。
最近は、卵の種類も実に豊富で、ヨード入りやら放し飼い卵、朝どり卵など色々あります。
卵を買うときの決め手は何かと言うと、誰もが 新鮮さと答えるはずです。
もちろん、新鮮なものを買うことは決して間違いではありません。
しかし、新鮮な卵ほど美味しいと考えているなら、それはちょっと違います。
実は、卵は、産みたてほやほやよりも、産んでから一週間経ったくらいの方が美味しいんです。
卵は産んでから一週間経ったくらいの方が美味しい理由
何故、卵は産んでから一週間経ったくらいの方が美味しいのか?
それは、生みたての卵の白身には、炭酸ガスが多く含まれているからです。
炭酸ガスは、卵からまろやかさを奪ってしまいます。
特に、ゆで卵にするとよく分かりますが、白身がパサパサして、舌触りも歯ごたえもあまり良いとは言えません。
一個の卵の殻には、気孔という小さな穴が1万前後あると言われ、そこから炭酸ガスが程良く抜けるまでに一週間ぐらいかかるので、その頃が食べどきと言うわけです。
生で食べるなら新鮮なことに越したことはありません。
でも、定番のゆで卵や目玉焼きは、少し日にちが経ったものの方が、白身がプリッとしていて美味しいし、殻のむきやすいんです。
ケーキを作る時にも、生みたて卵で作るメレンゲよりも、ちょっと古めの卵で作ったメレンゲの方がスポンジのふんわりと仕上がると言われています。
卵の食べ時の確かめ方
卵の食べ時を知るには、産卵からの日数が目安になります。
しかし、残念ながらスーパーなどで買う卵には賞味期限しか表示されていません。
そこで、簡単に食べ物を見分ける方法を紹介しましょう。
まずは、塩分10%程度の水をボウルの中にたっぷり入れ、そこに卵を入れます。
卵が底まで沈み、真横になった状態なら鮮度は抜群ですが、炭酸ガスを多く含んでいる証拠です。
炭酸ガスが抜けた食べ時の卵は、底まで沈みますが、気質を上にして立った状態になります。
逆に、底を離れて浮き上がってしまう卵は、気質に酸素が溜まりすぎている状態で、腐っている可能性が高いので気をつけましょう。