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ふたご座流星群は13日、14日ピーク

12月13日の深夜から15日未明にかけ、三大流星群の一つふたご座流星群が観測できます。

ウェザーニュースによると、13日と14日は東日本/西日本ともに太平洋側は晴れるところが多くバッチリ見えるそうです。

ふたご座流星群

ふたご座流星群は、ふたご座α星付近を放射点として出現する流星群です。

ふたご座α流星群とも呼ばれます。

12月5日頃から12月20日頃にかけて出現し、12月14日前後に極大を迎えます。

しぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群と並んで、年間三大流星群の1つです。

ふたご座流星群の母天体

ふたご座流星群の母天体は長らく謎でした。

1983年に、NASAが打ち上げた赤外線天文衛星IRASが、ふたご座流星群に酷似した軌道を持つ小惑星ファエトンを発見し、現在では、これが母天体とされています。

ファエトンは、かつては彗星だったのですが、ガスやチリなどの揮発成分を放出しつくしてしまった天体で、以前に放出したチリが地球の軌道と交差する軌道を巡っていて、ふたご座流星群となっているとされています。

ファエトンが太陽の周囲を公転する周期は、わずか1.43年です。

現在知られている中で最も周期が短いエンケ彗星の半分以下です。

また、ファエトンは、かなり歪んだ楕円軌道を持ち、太陽に最も近づいたときは、水星の軌道よりも遥かに内側に入り込みます。

このため、頻繁に強い太陽光を受け、揮発成分が無くなったと推測されています。

ふたご座流星群の活動

ふたご座流星群は、毎年1時間あたり20個から30個の出現を見せます。

条件が良いときは、1時間に50個から60個出現することもあります。

他の流星群よりも当たり外れは小さく、堅実な活動を見せます。

  • 流星群の活動度が高い
  • 放射点が日没頃からほぼ一晩中地平線の上に出ている
  • 夜が1年のうちで最も長い時期にあたる
  • 大気の透明度も良い時期である

と言うような条件から、一晩のうちに見られる流星の数が最も多いとされます。

極大は、あまり鋭くなく、出現は、12月10日頃から顕著になり、極大の前後1日から2日程度は極大と同程度の流星が見られます。

一方で、それが過ぎると急激に減少するのも特徴です。

ふたご座流星群の流星は、流れる速度が速くもなく遅くもなく、明るい火球なども多くなく、流星痕もあまり残りません。

比較的地味なものです。

これは、対地速度が35km/sと流星群の中では平均的であることなどが関係しています。

しかし近年、満月級の明るい火球や流星痕が観測されることもあり、活動的な側面もあります。

ふたご座流星群の歴史

ふたご座流星群が初めて観測されたのは1862年です。

その頃は、1時間に10個程度しか見られませんでした。

その後、徐々に出現数が増加し、今日のような規模になりました。

以前は、2100年頃には、ファエトンの軌道が他の惑星、特に、木星の重力によって変化するため地球の軌道と交わらなくなり、流星群の出現が見られなくなると言われていました。

しかし、これは最近の研究で否定されています。

Twitterでのふたご座流星群の話題

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