こんにちは、アラ還おやじです！
いよいよ12月も後半戦。
街はクリスマスムードですが、私たち世代の頭の中はすでに
「お正月準備」
でいっぱいですよね。
なかでも食卓の主役といえば、やっぱり
「カニ」！
しかし、そんな私たちの
「家族に贅沢をさせてあげたい」
という優しい気持ちを泥靴で踏みにじるような連中がいます。
そう、巷で話題の
「カニカニ詐欺（海産物電話勧誘販売トラブル）」
です。
今回は、この卑劣な詐欺の裏側をこれでもかと深掘りして、皆さんが絶対に被害に遭わないための
「鉄壁の防衛策」
を伝授します。
ちょっと長くなりますが、大切な家族の笑顔とお金を守るために、ぜひ最後までお付き合いください。
目次
現場からの実録！なぜ、あんなに「信じそう」になるのか？
「自分は絶対に騙されない」
と思っている人ほど、実は危険です。
なぜなら、最近の詐欺師は
「いかにも怪しい人」
の喋り方をしないからです。
巧妙な「漁師キャラクター」の演出
電話の向こうの相手は、少し訛りがあり、たどたどしく、一生懸命に話します。
「あの、〇〇さんでしょうか……以前うちのカニを食べていただいたことがあって……」
「今、コロナや物価高で、せっかく獲れた立派なカニが行き場を失って困っているんです」
こう言われると、真面目な日本人は
「ああ、あの時のお店かな？」
「漁師さんが困っているなら、少し協力してあげようかな」
と人情スイッチが入ってしまうんです。
存在しない「過去の購入履歴」
彼らは
「以前、買っていただきましたよね」
とさも当然のように言います。
多くの人は
「あれ、数年前にデパートで買ったあれかな？」
「それともネットで注文したやつかな？」
と、自分の記憶の方を疑ってしまいます。
これが詐欺師の狙いです。
恐怖！「スカスカのカニ」が届いたあとの地獄
もし、情に流されて注文してしまったらどうなるか。
届くのは
「幸せ」
ではなく
「後悔」
です。
- 「氷の塊」を2万円で買う羽目に： 「2kgの大容量！」と謳っていても、その半分以上が「グレース（乾燥防止の氷の膜）」で、解凍したら中身はスカスカ。
- 身が入っていない「スカスカの脚」： 見た目だけは立派ですが、殻を割っても中に身が入っていない、あるいは水っぽい粗悪品が届きます。
- 「押し売り」の連鎖： 一度でも買ってしまうと、「この人は電話で買う人だ」という名簿（カモリスト）に載り、今度はホタテ、シャケ、数の子と、次々に別の業者から電話がかかってくるようになります。
アラ還おやじ直伝！電話がかかってきた時の「撃退セリフ集」
もし電話がかかってきたら、議論をしてはいけません。
相手は百戦錬磨の営業マン（詐欺師）です。
以下のセリフを機械的に返しましょう。
- 「うちは決まったお店があるので、他では買いません」
- 「電話での勧誘はすべてお断りすることに決めています」
- 「家族と相談しないと決められません（と言ってすぐ切る）」
相手が
「以前買ったじゃないか！」
と怒鳴ってきても、
「記憶にございません。失礼します」
でガチャンと切ってOKです。
丁寧に対応する必要はありません。
相手はあなたの善意を盗もうとしている泥棒なのですから。
万が一「代引き」で届いてしまった時の究極奥義
これが一番重要です。
注文した覚えがない、あるいは注文して後悔している荷物が届いたら……。
「受け取り拒否」をしてください！
玄関先で
「心当たりがないので、持ち帰ってください」
とはっきり伝えるだけです。
「一度受け取ってから考えよう」
は絶対にダメです。
一度お金を払ってしまったら、相手はドロンと消えてしまいます。
まとめ！幸せなお正月は「正しい判断」から
いかがでしたか？
「カニカニ詐欺」
は、私たちの優しさと、お正月を楽しみたいという純粋な気持ちを狙った非常に悪質なものです。
- 「安すぎる話」には裏がある。
- 電話での勧誘は、誰が相手でも「即・拒絶」。
- 「情」ではなく「事実（心当たりがあるか）」で判断する。
- 家族全員で「代引き荷物」のルールを決めておく。
これを徹底するだけで、被害は100%防げます。
せっかくの年末、嫌な思いをせずに、信頼できるお店で買った美味しいカニを、家族みんなで
「美味しいね！」
と言いながら食べてほしい。
アラ還おやじは心からそう願っています。
もし不安なことがあったら、すぐに警察の相談専用電話
「#9110」
や、消費者ホットライン
「188」
に電話してくださいね。
皆さんが、最高のお正月を迎えられますように！
アラ還おやじでした！
本当に、美味しいカニを食べたいなら、こちらからどうぞ！
