日常生活で金属製品のサビに悩まされることはありませんか?
通常、サビ取りには専用の化学薬品が必要だと思われがちですが、実は身近なアイテムである木工用ボンドを使ってサビを取ることができるのです。
今回はその驚きの方法と理由について詳しく解説します。
目次
木工用ボンドでサビが取れる理由
木工用ボンドの主成分は酢酸ビニルです。
酢酸ビニルは、酢酸を含んでおり、この酢酸がサビを地金から浮かせる役割を果たします。
さらに、ボンドが乾燥する際に形成されるビニール樹脂が、サビを一緒に剥がしてくれるのです。
サビ取りの手順
具体的な手順は以下の通りです。
サビのある金属面を清掃
まず、金属表面の汚れや油分を取り除きます。
これはボンドがしっかりと付着するための準備です。
木工用ボンドを塗る
サビの部分に木工用ボンドを厚めに塗布します。
ボンドがしっかりとサビに浸透するようにしましょう。
ボンドを乾燥させる
ボンドが完全に乾燥するまで待ちます。
乾燥時間は環境によりますが、通常数時間から一晩程度が目安です。
乾燥したボンドを剥がす
ボンドが完全に乾いたら、端からゆっくりと剥がします。
この時、ボンドと一緒にサビも剥がれます。
実際に試してみた感想
実際にこの方法を試してみると、驚くほど簡単にサビが取れました。
特に小さなサビや浅いサビには非常に効果的でした。
ただし、深いサビや広範囲にわたるサビにはやや時間がかかるかもしれません。
注意点
木工用ボンドを使ってサビを取る際には、以下の点に注意してください。
適用範囲
この方法は主に表面のサビ取りに有効です。
深いサビや穴が開いてしまった部分には別の方法が必要です。
素材の確認
全ての金属に対応しているわけではありません。
事前に小さな部分でテストすることをお勧めします。
木工用ボンドでサビ取りまとめ
木工用ボンドを使ったサビ取りは、手軽で効果的な方法です。
酢酸ビニルの働きによって、サビが地金から浮かび上がり、乾燥したボンドと一緒に剥がれるという原理は非常に興味深いものです。
ぜひ一度試してみて、金属製品のサビ取りを体験してみてください。